Works

施工事例

保守業務

キャリア事業
通信インフラ工事

インターネットや電話の不具合に対応し、
北陸の通信を守る170人のプロ集団。

「インターネットがつながらない」「電話が使えない」―そんな時、現場に急行して修理対応をしているのがHokuwaです。
現場チームとサポート部門、合わせて約170名が連携し、長年培ってきた技術力で地域の通信インフラを支えています。

取材者: Hokuwaでは一般家庭や企業へ出向き、通信不良を解消しています。実際に出動する際の流れや現地での動きを教えてください。

Hokuwa: インターネットや固定電話が使えなくなったら、多くの方は通信事業者の窓口に連絡されると思います。
そうした際、NTTの依頼を受けて現場へ駆けつけるのが私たちです。当社は北陸3県で唯一、NTTから認定されている工事・保守事業者で、NTT関連の通信トラブルの対応を一手に担っています。
通信不良にはさまざまな要因が考えられるため、可能性のある箇所を一つずつ調べて絞り込んでいきます。
故障内容にもよりますが、まずは、お客様建物内の電話機周辺から、建物~最寄りの電柱間の引き込み線、建物周りのケーブル、通信事業者の局舎(通信局)といった順に調査していきます。
よくある通信障害の原因は、引き込み線の劣化や断線、接続部分のさびで、高所作業車を使ってケーブルを交換・補修し、解決します。

取材者: 通信事業者の局舎内での修理は、特に慎重さが求められると聞きました。具体的にはどのような作業をしているのでしょうか?

Hokuwa: 通信事業者の局舎内には、地域の住宅や会社につながる無数の通信ケーブルが管理されていて、通信の中枢と言える場所です。
通信障害の原因が局舎内にあると分かった場合、対象のケーブルをつなぎ直したり、ケーブル自体を交換・補修し、解決します。
1本のケーブルには、沢山の通信が収容されていて、誤って別のケーブルを触ってしまうと、まったく関係のない沢山の通信が途絶えてしまう恐れがあります。
そこで、タブレット端末のビデオ通話機能を使って通信事業者と連絡を取りながら、二重・三重のチェック体制で作業をしています。
そのほか、携帯電話のアンテナ(基地局)の点検・修理も担当しています。
基地局は山間部に設置される場合もあり、降雪期はキャタピラー付きの雪上車を使用したりします。
そこで、大型特殊自動車の免許を持ったスタッフがいつでも出動できる体制を整えています。
雪への備えは、北陸の通信環境を守る企業としての務めです。
現場でスコップを手に取り、力を合わせて雪かきをすることも私たちの大切な仕事の一つだと考えています。

取材者: 近年は、通信ケーブルの地中化が進んでいますね。点検や修理の面で、地上のケーブルと異なる点はありますか?

Hokuwa: 地中に埋まっているケーブルは管路の中を通っていて、ケーブルとケーブルの接続部はマンホールの中にあります。
マンホールの中は雨水がたまる場合があり、ケーブル接続部に雨水が入ると故障の原因になります。
ケーブルが浸水しないよう、ケーブル接続部にはセンサーが設置されていて、ケーブル内に水が入ってくる恐れがある場合、センサーが異常を検知する仕組みで、ケーブルが浸水しないよう、早急に対応する必要があります。
センサーだけでは具体的な破損箇所までは分からないので、エリア内にある点検用のマンホールに順番に入って調べます。
マンホール内で問題があればその場で修理し、地中に問題があれば予備の管路にケーブルを引き直します。

取材者: 保守や点検にドローンも使われているそうですね。どのような場面で活躍しているのですか?

Hokuwa: 通信ケーブルは橋の下の管路内に収容されていることもあります。目視による点検が難しいため、カメラ付きのドローンを飛ばし、映像で管路の点検をしています。
また河川を横断するときや山間部などケーブルルートの下に道路が無いときは、ドローンにケーブルを牽引する紐を結び付けて運んでいます。
以前はワイヤ線などに宙乗機と呼ばれる箱を取り付けて空中作業を行っていましたが、ドローンの使用により作業時間の短縮や転落防止などの安全面での改善も図れました。
このようにHokuwaでは、新しい技術も積極的に取り入れながら、地域の暮らしや経済になくてはならない通信インフラを守っています。

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