Works

施工事例

金沢駅鼓門

社会基盤事業
ライトアップ工事

金沢の象徴に新たな輝きをもたらす、
繊細な景観照明工事を実現。

社会基盤事業本部では、金沢駅前のシンボル「鼓門」のライトアップ工事や、浅野川に架かる4つの橋の景観照明プロジェクトに携わってきました。環境負荷を軽減しつつ、都市の景観向上にも貢献しています。

取材者: 従来、情報・通信インフラ整備を主に手がけてきた社会基盤事業本部が、景観照明工事にチャレンジしたきっかけは何ですか。

Hokuwa: 鼓門のライトアップ事業は、門の一部を単色で照らす従来の方式から、門の全体を色彩を変化させながら照らす方式へとリニューアルし、夜間の観光資源としての価値向上を図ろうと金沢市が2018年に取り組んだ事業です。
浅野川の橋の景観照明も同様に、夜間の安全性確保と景観美の両立を目的とした同市の重要なプロジェクトでした。
当社は「北陸電話工事」という社名もあり、通信回線工事の会社とイメージされがちです。今後、コア技術を生かして事業領域をさらに広げていければと思い、両プロジェクトにチャレンジしました。

取材者: 景観を美しく見せるには単に明るさや色だけでなく、さまざまな要素が求められると思います。今までの仕事とは違った難しさがあったのではないですか。

Hokuwa: 景観照明工事は、光の当て方を設計して空間を演出するデザイナーの意図をくみ取ることが何よりも重要です。そこで、設計図を詳細に読み込み、実際の工事に落とし込むことに注力しました。
特に鼓門の工事では、光の当て方によって影の出方や印象が大きく変わるため、デザイナー立ち会いのもと、20基のLED投光器から発射される光の強さや角度の微調整を2日間かけて実施しました。その結果、鼓門の荘厳さや温かみをより際立たせるライトアップが可能となりました。
また、施工に用いる資材の一部を海外から取り寄せる必要があったことから、そのリードタイムも考慮した工程管理が必要でした。短い工期内で効率的に作業を進めるため、作業員を増員するなどの工夫を凝らしました。
もちろん、通行の妨げにならないことにも配慮しました。Hokuwaが長年培ってきた施工管理のノウハウが、プロジェクトの成功に寄与したと自負しています。

取材者: ライトアップ工事後の反響を教えてください。

Hokuwa: ライトアップされた鼓門は多くの人の目に触れることとなり、観光客が写真撮影をする光景は日常となっています。さらに、浅野川の橋の景観照明工事では、石川県から「第25回いしかわ景観賞」を受賞する栄誉にも恵まれました。
社員からは、金沢のシンボルとなるプロジェクトに携われたことを誇りに感じているとの声が、多く上がっています。

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